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ロイヤルグリーンランド、カナダのQuin-Sea Fisheries社に投資

03.12.2015

北大西洋における国境を越えた協力/連携に向けた重要なステップ

ロイヤルグリーンランドは、カナダの水産加工会社Quin-Sea Fisheries社に投資したことを発表します。

ロイヤルグリーンランドは、主に北大西洋の天然魚介類を漁獲、加工、販売している垂直統合企業です。年間売上高50億デンマーク・クローネで、甘エビ、カラスガレイとランプフィシュの卵の取り扱いでは、世界最大の企業です。

Quin-Sea Fisheries社は、主にズワイガニや甘エビを年間11,000tを加工、販売しており、ツブ貝、ナマコ、シシャモやタラなども取り扱っています。年間売上高6千万カナダドルを超え、ハイシーズンには約700人を雇用する陸上加工場を6か所運営しています。

オーナーで経営者のフレッド・ホプキンスとデリック・フィルポットは、2人ともそのまま残ります。Quin-Sea Fisheries社は、強力な経営陣とニューファンドランド・ラブラドール州の地元漁師との密接な関係でよく知られています。
デリックとフレッドの両氏は、ロイヤルグリーンランドのような良く知られているマーケットリーダーとのパートナーシップを大変喜んでいます。両氏は、「ロイヤルグリーンランドとの協働によって、ニューファンドランド・ラブラドール州の水産業界は、更に発展する機会を得ることになるでしょう。ビジネスの継続的な成長のためには、地元の水産業界が繁栄し続けることが重要であり、私たちは、この目的を達成するためにロイヤルグリーンランドと協働できることを大変うれしく思います。」とコメントしました。

ロイヤルグリーンランド、最高経営責任者(CEO)のマイケル・ティンフースは次のように述べています。
「私たちは、数か月に渡り、フレッドとデリック、そしてQuin-Sea Fisheries社との親交を深めてきました。そして、両社が、最高の組み合わせだと確信しました。両社は、沿岸漁業と加工に関する深い知識を持ち、地元で生計を立てる漁師や従業員に対する深い尊敬の念の上に成り立っています。両社は、この取引によって、とても多くのベネフィットを得られると思います。Quin-Sea Fisheries社製品は、ロイヤルグリーンランドの巨大なグローバル販売網へのアクセスが可能になります。一方、私たちはQuin-Sea Fisheries社製品の新規取扱いと、現在、グリーンランドでは漁獲していない、ツブ貝やナマコについてQuin-Sea Fisheries社が持っている知識を得ることが可能になります。
私たちは皆、同じ魚種を漁獲、加工、販売している企業を主な競合他社と見る傾向があります。私は、これは大きな間違いだと思います。私は、ロイヤルグリーンランドも同じように間違っていたことを素直に認めます。実際に、私たちの主な競合は、たとえば、甘エビにとって替わる南方エビのように、魚介類の他の魚種ですが、究極的には、鶏肉、豚肉、牛肉などの完全に異なるタンパク質源とも言えます。
私たちの業界は非常に細分化されています。大企業でさえ、大手小売業者や卸売業者の購買力によって矮小化されています。我々が、既存市場を開発し、新市場を構築するために投資しようとするなら、我々が、我々のコア魚種で、連携したり協力したりすることが不可欠です。この連携と協力は、魚種と消費者をめぐって利害関係の薄い国同志でなければなりません。私たちは、今回のQuin-Sea Fisheries社への投資は、ロイヤルグリーンランドのコア魚種に関して前述の観点において最初の重要なステップと考えています。」

尚、ロイヤルグリーンランドの今回の投資は、Quin-Sea Fisheries社が保有する加工ライセンスの「オペレータ変更」に該当するため、州政府の承認を受けなければなりません。

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