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グリーンランドで昆布養殖へ

27.11.2019

ロイヤルグリーンランドは昨年、グリーンランドの海水で昆布の生産の可能性を検証しました。グリーンランドでは初の試みであり、現時点では良い結果が出ています。長期的な目標は、グリーンランド産の昆布を市場で販売することです。

このプロジェクトは、優れた意見やアイデアを得るため、国際的な協力を呼びかけています。海藻の研究団体である「Alget (algae)」はNORA Foundationの支援を受け、ノルウェー、デンマーク、フェロー諸島、アイルランドの起業家や研究者などを擁する、重要な知的フォーラムです。ロイヤルグリーンランドのビジネス・ディベロップメント・マネージャーNikoline Ziemerのチームは、2018年夏にノルウェーのSeaweed Energy Solutionsを訪問後、グリーンランドでの昆布生産に着手しました。

ワイルド・ハーベストによる養殖

Nikoline Ziemerによると、ワイルド・ハーベスト(手付かずの野生環境から直接収穫すること)の利点は、種が純粋であるだけでなく、砂や巻貝、底生などの観点からも非常にクリーンであることです。これまでに選択された種は、カラフトコンブ( Saccharina latissimi)とNorthern Wakame(ワカメの一種)( Alaria esculenta).で、世界のいくつかの国の食卓では非常になじみのある種です。

長い加工プロセス

加工はまず、マニーツォク近辺で成熟した昆布を選ぶことから始まります。そして工場で、採取した胞子をロープに結び付けます。4〜5週間ほど工場で育てると、ロープに結び付けた胞子から葉が伸びた状態になり、養殖の準備が整います。2018年秋、Nikolineのチームはロープの張り込みに注力しました。岩に近く、海流が良い場所を探しました。そのような場所は、海藻を育てる栄養が豊富だからです。冬の間はただ、春が訪れて日差しと暖かさが戻るのを待ちました。そして2019年夏、最初の昆布が収穫され、現在数か国の料理人がその品質をチェックしています。早くも2020年シーズンに向けて、より良い手法を模索しています。

写真キャプション:Nikoline Ziemerが掲げているのは、成熟した両性のワカメの母本。この母本をちぎると、胞子が放たれる。これらの胞子は工場でローブに結び付けられ、新しい葉を育てる。

 

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