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持続可能性

13.09.2015

持続可能性とCSRは、食品業界の大きな課題となっており、水産取引においても例外ではありません。

一般的に、調査は、市場での購買決定者ではなく、エンドユーザーに集中される傾向があります。したがって、2014年秋に、弊社は、購買決定における持続可能性とCSRの重要性を調査することを決定しました。調査目的は、水産物購買企業の意思決定者にとって、CSRと持続可能性に関する購買動機と主要因を深掘りすることでした。 当社顧客間で募集され152人の回答者は、欧州、アジアの17か国を代表しています。

持続可能性は必須。認証は、必須ではない。

調査結果では、持続可能性は、水産バイヤー間で注目の的であることを示しました。全ての地域で、持続可能な漁業は、CSR領域において、”重要”、または、”非常に重要”であり、最も重要要素であると評価されました。これは、回答者が、サプライヤーと取引停止をする理由を聞かれた質問の際、選択肢の中から、選んだ答えによって裏打ちされています。持続可能な漁業が、第一優先とされており、僅差で労働条件が続いています。興味深い知見は、MSC認証は、持続可能な漁業より低評価だということです。これは、バイヤーが必ずしも、持続可能な漁業は、MSC認証と同じと認識していないことを示しています。環境面でのパフォーマンスは、MSC認証とほぼ同じレベルで評価されています。

顧客や消費者は、持続可能製品を求めている

水産バイヤーがサプライヤーに求めている要望に加えて、消費者(企業、レストランのお客様やスーパーマーケットの買い物客)からバイヤーへの要望についても調査しました。全地域のバイヤーは持続可能な水産物とMSC認証製品に対する強い要望を持っていることがわかりました。小売では、エンドユーザーが、持続可能な製品に対し、プレミアム対価を支払う意思があり、これは、外食や産業セグメントでは、少ない傾向のようです。また、スペインなど金融危機が強い影響を与えている市場では、プレミアム価格を支払う意思が少ないようです。

顧客と購買方針がNGOより大きな影響力を持っています

最後に、調査はどのような因子が水産物購買行動に影響を与えているのかを調べました。一番目は、顧客の要望、二番目が、企業のCSR、あるいは購買方針、三番目がNGOです。しかし、NGOは、講演などは、メディアを通じて、大きな影響力を持っています。エンドユーザーや水産物購買組織は、NGOが発行しているる”食の安全”というガイドブックを活用しています。 WWFは、最も影響力のあるNGOです。 調査の結果は、持続可能な漁業に対する関心と要請が、CSRの最大のテーマであることを示しています。認証を取得する漁業や魚種が、増える程、水産物に対する持続可能性の要請が、他のCSR分野(環境問題、労働条件など)に比べ、どれほど強いかを見ることができます。

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