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詳細はこちら 甲殻類/魚卵

甘エビ

時間:

甘エビは、生でも加熱後でも変わらぬ鮮やかなピンク色が特徴です。

締まったジューシーな身と繊細で甘い味わいの甘エビ(ホッコクアカエビ、学名:Pandalus borealis)は、世界中で広く知られています。 低脂肪高タンパクな甘エビは、ヘルシーで栄養豊富な海の幸です。

甘エビ製品

甘エビはお客様の多様なニーズに対応し、様々な製品を展開しています。漁獲した甘エビは生はもちろん殻付きのままボイルしたり、ボイル後に殻を剥いて急速冷凍しています。ボイルむき甘エビは、お客様の使い勝手に合わせて塩水につけた状態や、使いやすいMAP包装でも提供しています。

甘エビの小売用アソートメント

スカンジナビア小売市場向けアソートメントの例

甘エビの生態

カナダからノルウェーまでの北大西洋および北極海全域に生息している甘エビは、冷水域でゆっくりと成長します。複雑な風味と食感を生む理想的な生育環境です。

透き通った赤い殻と頭部先端の長いヒゲが特徴的で、同じく頭部先端には球状の黒い目と2つの小さなギザギザの角が突き出ています。頭部は時期によって黒っぽくなりますが、これはエサの影響や産卵準備が原因であると考えられています。このような頭部の色の濃淡は、風味と品質には一切関係ありません。

底生の甘エビは水深20~1,400mの柔らかい海底付近を生息域とし、0~8℃の水温を好み、主にプランクトンやオキアミなどをエサにしています。

甘エビの生息地

甘エビは北極海全域に広く分布しています。

甘エビは雌雄同体で、ふ化直後は全てオスですが3~4年後にメスに性転換します。 春に産卵を行い、メスは受精卵のふ化まで抱卵して過ごします 。卵がふ化すると親エビはすぐに脱皮し、より大きな殻の生成が始まります。このとき親エビは大きな殻を生成できるように体を膨らませ、次の産卵までに大きくなるためのスペースを作ります。

ほとんどの魚介類は低水温環境で方向を知覚できませんが、甘エビには小さく柔らかい耳石があり、感覚器内での耳石の動きによって方向を知覚できます。

甘エビの寿命は9年ほどですが、漁獲するのは6歳前後で体長8~10cmの成体です。一般的に、温水域で養殖しているエビは6か月で完全な成体に成長します。

漁法

甘エビ漁は一年中行うことができますが、実際の漁は氷の状況、特にイルリサット(グリーンランド西岸の町)ではディスコ湾の凍結状態に左右されます。沿岸漁と沖合漁の両方で漁獲できます。

沿岸漁

沿岸漁では、地元漁師が小型船を使って漁を行っています。漁場は沿岸に非常に近い場所ですが、甘エビが生息している海底までの水深は非常に深くなっています。 トロール網で船上に引き揚げ、最長4日間または船内の保存スペースが一杯になるまで、氷で貯蔵します。水揚げ後の甘エビにはロイヤルグリーンランドのいずれかの加工場に運ばれ、加工前に大きさと見た目で選別されます。

グリーンランドでは、沿岸漁で漁獲したすべての甘エビは加工場でボイルして殻をむきます。

沖合漁

沖合漁もトロール漁ですが、船も網も沿岸漁よりかなり大型のものを使用します。ロイヤルグリーンランドは「Akamalik」および「Qaqqatsiaq」という2隻の甘エビ漁専用トロール船を操業しています。いずれの船も水深数百メートルの海底でトロール網を使って甘エビを漁獲し、船内で加工します。

甘エビ漁

ロイヤルグリーンランドのトロール網には、混獲した大きな魚を海へ逃がすための格子状の分離装置と脱出パネルが設けられています。 ロイヤルグリーンランドは海底の環境への影響がより低く、また漁船の使用燃料も少なく抑えられるトロール漁の研究開発に努めています。

ロイヤルグリーンランドの持続可能な漁業のための戦略はこちら

グリーンランドでは、漁獲量の最低25%を陸上で加工することが義務付けられています。 ロイヤルグリーンランドのトロール船はイルリサットまたはシシミウトの甘エビ加工場に水揚げして、最低25%をボイルまたはむきエビに加工します。

グリーンランド西部、カナダ、ノルウェー産の甘エビはすべて持続可能な漁獲としてMSC認証を取得しており、漁獲記録を通じて適切な管理・監督が行われていると評価されています。

品質管理および認証の詳細はこちら

加工

甘エビの大部分は船内で加工し、直接お客様にお届けしています。「Akamalik」、「Qaqqatsiaq」、「Nataarnaq」のトロール船では、引き揚げた甘エビをその場で加工しており、船上に引き揚げてから1~2時間で選別、加工、急速冷凍を行っています。

船上で調理・冷凍

グリーンランドの漁獲割当量の最低25%が、更なる加工のためグリーンランド島内のロイヤルグリーンランドの加工場に持ち込まれます。 

沿岸漁と同じく沖合漁も、漁獲した甘エビの一部を陸上の加工場に水揚げします。エビは加工場では品質評価と大きさによる選別を経て生産ラインに送られます。ここで甘エビのボイルと殻むきを行ってから急速冷凍します。加工した甘エビは世界中のお客様に直接出荷するか、他の加工場に送られさらに加工、包装されます。 

甘エビの一部はデンマークの自社加工場に送られ、再包装や塩水漬け、またはMAP包装されます。またポーランドにも少量の甘エビを送り、加工食品になります。  

甘エビの加工

デンマーク オールボーの工場で甘エビをリパック

市場への提供

加工した甘エビはお客様に向けて出荷しています。甘エビは世界中で人気のある水産物ですが、最終製品の好みは国や地域によって異なります。例えば英国の消費者は特にボイル済みの殻むき製品を好みますが、スウェーデンの消費者は殻付き製品を好みます。また日本では、甘エビは文字通り甘いエビとして生食で珍重されています。

漁獲割当量が減らされている一方で需要の高さは変わらないことから、この数年間で甘エビの価格は上昇しています。

甘エビをご家庭で

世界中で親しまれている甘エビは低カロリー高タンパクで、セレンに加えてビタミンB12、亜鉛、ヨウ素をはじめとするビタミン類とミネラルを豊富に含んでおり、子供から大人まで、家族全員にとって理想的な食材です。 

甘エビを使った料理

見た目も鮮やかなピンク色で、締まった身、潤いのある食感、海の香りと甘さ、また甲殻類特有のかすかな苦味を持つ甘エビは、 殻付きではパリッとした歯ざわりを楽しめます。用途は非常に幅広く、冷たい状態でも美味しく食べられるとともに、料理では火を通しすぎるのを避けるために最後に加えることで、豊かな風味としっとりとした食感を楽しむことができます。この豊かな風味を失うことなく完全に味わえるように、甘エビは料理のメイン食材として使うか、そのまま主菜として提供するのが最適な提供方法です。

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